2007年7月11日

映画:ゾディアック

うさ評:★★★☆☆

主婦ランチ後、渋谷にて「ゾディアック」を鑑賞。

「セブン」や「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャー監督が挑むアメリカの実話の未解決殺人事件。

この事件を知っている方もいると思うので、またまた詳しいストーリーは端折りますが(笑)、シリアルキラー「ゾディアック」と自らを名乗る男とは一体誰なのか!?「全米史上初の劇場型殺人」と形容された連続殺人事件の犯人探しに取り憑かれた男たちの人間ドラマです。

ハッキリ言ってこの手の未解決事件を題材にした映画は、当然ながら犯人が捕まっていないので、消化不良になることは免れません。そういう意味では完全に好みが分かれるところ。
うさうさは以前観た韓国映画「殺人の追憶(これも80年代に起こった実話の連続殺人事件で、未解決のまま時効成立)」が非常に面白く感じられたので、犯人探しのプロセスとそれに翻弄される人々を描いた映画は結構好きかも!

でも約2時間半チョイという長尺はさすがにキツかった!(お尻が・・笑)
しかしまぁ、あの時代ってDNA鑑定もないし、場所によってはFAXすら無かったり、今考えると、す〜ごく時間がのんびりしてますね(笑)
あと不思議に思ったのが、 劇中ではとにかく状況証拠だけでなく、特に物的証拠を集めることばかりが重要視されるのですが、なぜもっとプロファイリングをしないんでしょう?そういう手法はその頃なかったのかな?
あ、でも警察所轄間の縦割り意識や縄張り意識によって、なかなか調査が進まなかったりするあたりは今でもありそうなカンジですね(笑)

60年代に起こった事件だから、映像がやたらいい意味で古臭く、懐かしい(笑)そんな所も「セブン」で見たようなバイオレンス色が薄らいでいる要因になっているのか!?

いずれにしても、なかなか興味深い映画でした。。

0 件のコメント: