2009年3月1日

お雛さまとおばあちゃん

「お雛さま」繋がりでおばあちゃんの話を、将来のうさこのために書き留めておこうと思います。


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うさうさにはおばあちゃんの記憶がありません。

ペコちゃんのお母さんはうさうさが生まれる前に亡くなっていたし、ポコちゃんのお母さんはうさうさが3歳の頃、ロシアにいる間に亡くなってしまいました。

うさうさは生まれてすぐモスクワに行ってしまったので、そのおばあちゃんとも実質数回しか会ってないそうで、記憶の中のおばあちゃんは、赤ちゃんだったうさうさを抱っこしているモノクロ写真だけです。

2年ほど前、何かの話のキッカケでポコちゃんから「そういえば、たまたま東京へ出張で帰国した時におふくろがうさうさに・・って、お雛さま買って持たせてくれたんだけど、かさ張るから(日本へ)置いて来ちゃったんだよね〜」という話を聞かされ、35年以上も知らなかった事実にビックリ仰天のペコちゃん!

「え〜〜っ!?何で教えてくれなかったの!!それってヒドくない!?(怒)」と怒るペコちゃん。「あれ?言ってなかったっけ!?」と健忘症ポコちゃん。。(苦笑)

モスクワへ帰国する時、あまりの荷物の多さに置いて来ちゃったらしいのですが、どこに預けたかも忘れている始末(苦笑)当時ガチガチ社会主義のソ連において、物の持ち運びは容易ではなかったから仕方なかったのでしょう。。しかし、当然お礼状も出しておらず、ペコちゃんはとんでもない嫁状態??(笑)

35年以上も経って知った新事実。でも、うさうさにとっては今までモノクロ写真だけしかなかったおばあちゃんとの思い出が一つだけ肉付けされたような気がして、とても不思議な気持ちになりました。


遠い国へ行ってしまった孫娘にどんな気持ちでお雛さまを買ってあげたんでしょうか?

通常お雛さまは母方のおばあちゃんが用意すると言います。すでにペコちゃんのお母さんは亡くなっていたので、初節句にお雛さまを買ってくれるおばあちゃんがいないのを不憫に思って買ってくれたのでしょうか?

やはりお雛さまはおばあちゃんにとって特別な物だったんでしょうか?今となっては分かりません。


幸せなことにうさこにはお雛さまを買ってくれるおばあちゃんが健在です。そして、うさこのお雛さまにもペコちゃんのうさこへの特別な想いがあります。

うさこの物心付くまでペコ&ポコちゃんには沢山ジジババとの思い出を作ってもらいたいと思いました。



これから毎年お雛祭りが来ると、うさうさはきっとモノクロ写真でしか見たことないおばあちゃんのことを思い出すでしょう。

そして、奇しくも昨日はそのおばあちゃんの37回忌。

ポコちゃんだけしか出席していませんが、いつか機会があったら墓前にお雛さまのお礼を言いたいと思っています。

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