2008年2月12日

ソウルのシンボル焼失!

一昨日10日、韓国全国民に衝撃を与えた南大門焼失事件。
韓国で最も古い木造建築物で1396年創建。約600年の歴史ある国宝第一号だった。あっさり放火犯人は捕まったものの、燃え尽きた建物が元に戻るワケでもなく。。

在りし日の姿を偲んで。。(2004年10月撮影)


ウリナラ(我が国)への想いが強い韓国人。そのショックたるや、たぶん日本人の想像以上だと思われます。

歴史的建造物だって、彼らにとっては本当に大切なアイデンティティーのひとつ。例 えば李王朝最初の宮殿「景福宮(キョンボックン)」は、遠い昔には豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の戦火で全焼し、さらに日韓併合によって再び大部 分が破壊された上に日本政府による朝鮮総督府が建てられるという、韓国人にとって屈辱的な悲運が度重なった宮殿でしたが、そんな総督府も95年には完全に取り 壊され、現在も宮殿の復元作業は粛々と続いています。(2025年完成予定)

今でも日本統治時代の旧台湾総督府を中華民国総督府として 使用(リサイクル?)している台湾とは大きな心情の違いですね。。その違いは国民性の違いなのか、単に取り壊す費用の方が勿体ないからなのか分かりませんが、いずれにしても韓国人のウリナラ意識は非常に強いということだけは間違いありません。

そ んな韓国人にとって、あんなにも無惨に焼け落ちてしまった南大門の姿はまさに心痛の極みでしょう。。(涙)早くも再建に向け動き出しているようで、市民か らも多くの寄付が集まっているとのこと。韓国の人々の心のより所でもあり、ソウルのシンボルでもある南大門の姿が再び見られるよう願うううさうさでした。

0 件のコメント: