どこの国でも丁寧に手仕事されたモノはウツクシイ。
手仕事(職人の技)=ハンドメイドというと、やっぱりヨーロッパが本場じゃないでしょうか。日本も段々その伝統が失われつつありながらも、今でも「職人の国」であることは間違いありません。
長 い間「肉体労働する」ことが蔑視されていた韓国では、職人の身分が低く見られていたために、職人技術が育たなかったというのは有名な話ですが、最近では随 分と見直されてきており、仁寺洞に行けば(バカ高いけど)陶器屋さんも沢山あるし、ソウルの東南にある利川(イチョン)という村では70年代から陶芸家が 集まり、伝統陶芸復活に力を注いでいます。でも、一般的な意識としては、まだまだ低いのが悲しいところ。。
旧ソ連や旧共産主義の東欧諸国なども、数々の職人技が光る工芸品が沢山ありましたが、体制が激変する中で、それまで「外貨稼ぎ」のために国で手厚く保護されていた高品質な工芸品は一時本当に少なくなってしまいました。(今はどうなんでしょうか?)
工 芸品の話ではありませんが、ソ連が崩壊して間もなく、ポコちゃんがモスクワで買って来たキャビアの恐ろしくマズかったこと!!(悲)
それまではソ連政府が外貨獲 得のために完全に価格&品質をコントロールしていたのですが、高価ながらも品質だけは間違いなかったのに、体制崩壊の大混乱の最中、いろんな人がドル稼ぎ のため乱売し、一気に低質で廉価な商品が違法に出回りました。(実際ポコちゃんも滞在ホテルのレストラン・ウェイターが米ドル欲しさに違法で売っていたモ ノを購入したんですけどね、笑)
閑話休題。写真上の小箱と飾りモノ(?)はハンガリーのカロチャ地方に伝わる有名な伝統工芸「カロチャ刺繍」のモノ。普通テーブルクロス(写真中)とかが一般的なのですが、これはちょっと変わっているので気に入っています♪
また今やマンガチックで気持ち悪くなってしまったロシアのマトリョーシカ。写真下のような昔懐かしい素朴なタイプにお目にかかるのは難しくなりましたね〜。ん!?ちょっと「こけし」っぽい。。(笑)
やっぱり職人の手の温もりが感じられる手工芸品っていいですよね〜。でもこういう職人技術と伝統をきちんと継承するためにはやはり意識と土台が大切なのですよね。。
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