2008年11月27日

DVDメモ

近所のビデオ屋さんのレンタル料が半額になっていたのでシリーズ3部作を借りて来ました。

実はこの映画、初めて鑑賞したのが最終作から。05年の最終作の公開時に友人Mからお誘いを受けて映画館で観たのですが、当然シリーズものなので、前作を観ていないうさうさはチンプンカンプン(笑)でもドンパチもの嫌いのうさうさが珍しく面白いと思った香港マフィア映画です。


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「インファナル・アフェア」
 2002年/香港
 監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック 
 出演:アンディ・ラウ、
    トニー・レオン、
    アンソニー・ウォン
    

 うさ評:★★★★☆

マフィアと警察の抗争が激化している香港。侵入捜査官としてマフィアに送り込まれたヤン(トニー・レオン)と、そのマフィアがスパイとして警察に送り込んだラウ(アンディ・ラウ)。ヤクザの世界に染まりながらも自分が警官であることを捨てずにいるヤンと、警察内で諜報活動しているうちに(ヤンのように)善人でありたいと思うようになり、組織を裏切ることになるラウ。ディカプリオ主演の「ディパーテッド」というタイトルでハリウッドでもリメイクもされたこの作品は、登場人物たちのキャラクターが非常に丁寧に描かれたサスペンス満載な人間ドラマです!

しかし、マフィアと警察、それぞれがスパイを送り込んで諜報合戦するなんて(しかもマフィアの方はスパイを警察学校から入れている訳だし)、香港の裏社会はやることのスケールが大きいというか、気の長い話だなぁ〜(笑)



「インファナル・アフェア無間序曲」
 2003年/香港
 監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック 
 出演:エディソン・チャン、
    ショーン・ユー、
    アンソニー・ウォン


 うさ評:★★★☆☆

インファナル・アフェアの2作目。
ラウとヤンがお互いスパイとなるまでの経緯を描いた2作目は、舞台背景が1作目から10年以上遡っているため、ラウ役をエディソン・チャン(←先日盗撮写真流出事件で芸能界引退した人ね、笑)、ヤン役をショーン・ユーという香港若手人気俳優が演じています。なかなか演技はいいのですが、ちょっと違和感あり。特にヤン役のショーン・ユーはトニー・レオン(大人になったヤン役)と比べるとシャープ過ぎないか!?さらにエディソン・チャンとショーン・ユーは二人ともなんとなく似ているので区別が付きにくいのはうさうさだけ!?1作目のいろんな伏線がここに隠されているので、「あ〜、そういうことだったのね!」と頷くシーンが沢山ありました。

余談ですが、どうしてもトニー・レオンがへいちゃん(石坂浩二)、ショーン・ユーが徳重 聡(石原軍団)に見えてしまうのはうさうさだけ!?(笑)



「インファナル・アフェアIII 終極無間」
 2003年/香港
 監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック 
 出演:アンディ・ラウ、
    トニー・レオン、
    レオン・ライ


 うさ評:★★★☆☆

殉職し、潜入捜査官から警官という身分を復活させたヤン。マフィアのスパイという立場から決別し、警官として生きて行く決意をしたラウ。が、自分の素性がバレるのではないかという不安がいつも付いて回り、またヤンのような善良な警官になりたいという願望が、ラウの精神を追いつめて行く。そんな中でエリート警官のヨン(レオン・ライ)という新たな存在がラウを脅かすことに。

もうね、この3部作全部通して誰が敵なのか味方なのか全然分からないので(実際にこんなに裏切りがあったら警察もマフィアも気が休まらないよね〜)、本当にハラハラドキドキしっぱなし。しかもとても切ない!(涙)全てのキャラクターの裏にある物語を感じずにはいられない作品です。この最終章は時系列に物語が進んで行かないので、1&2作目を復習していないと非常に分かりづらいのが難。衝撃の最後はなかなか考えさせられる終わり方でした。

よくシリーズものって失敗するのですが、この作品は成功した数少ないシリーズ作品じゃないかな?本作品に比べたら全然ダメダメと言われたリメイク版の「ディパーテッド」。基本ドンパチものは嫌いなのですが、一応観てみるかなぁ〜。

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