以前どこかでレビューを読んで、なんとな〜く気になっていた映画「死ぬまでにしたい10のこと」。
余命2、3ヶ月のガンと診断された主人公のアン(サラ・ポーリー)。17歳で結婚&出産を経験し、優しい夫と可愛い盛りの2人の子供にも恵まれ、貧しいながらも、日々ささやかな幸せを感じながら平凡に暮らしていた若干23歳の女の子。
突然突きつけられたこの宣告に、彼女は「死ぬまでにしたい10のこと」と題したリストを作り、1つずつ実行して行くのだった。
こ の映画を観て、ちょっと違うけどラース・フォン・トリアー監督の「奇跡の海」という映画を思い出してしまった。こっちは不慮の事故で生死を 彷徨い意識朦朧としている夫が要求することを、なんとか叶えて彼を助けようとする妻の物語。えぇ〜っ!?というような無茶苦茶な要求を、信心深く献身的な 妻は1つずつ実行に移して行く。
う〜ん、そもそも人間こういう死の間際や人生の瀬戸際の時って、そんなに冷静に(いや、むしろリストの中にはどう考えても常識では考えられないような行動もある、笑)、そして淡々と生きて行けるのか!?という疑問がどうしてもついて回ります。
さて、自分がもし余命幾ばくもないとしたら、何をしたいのか・・。
意外と10コもなかったりする(笑)
まずは世界一周旅行だな〜(笑)
・・・ん!?それ以外思いつかな〜い!(爆)
ま、でも世界一周するだけで2〜3ヶ月は掛かってしまうだろうから、それでいいのかな?(笑)
先に待っているのが「死」という割にこの映画には悲壮感もなく、むしろカラッとした乾いた質感が妙に残ります。後で知ったのですが、製作総指揮にはあのペドロ・アルモドバルが当っていました。う〜ん、彼のテイスト入ってますねー(笑)
うさうさも「死ぬまでにしたいこと」を、も〜少しブレイク・ダウンしておこう!(笑)
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「死ぬまでにしたい10のこと」2003年/カナダ・スペイン
監督:イザベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー、マーク・ラファロ
うさ評:★★☆☆☆
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