2007年8月1日

映画:リトル・チルドレン

うさ評:★★★☆☆

毎月1日は映画の日☆

本年度のアカデミー賞主要3部門(主演女優賞、助演男優賞、脚色賞)にノミネートされた「リトル・チルドレン」@Bunkamuraを鑑賞してきました。

社会的に成功している夫と3歳の娘に恵まれた主人公サラ(ケイト・ウィンスレット)は引越し先の典型的で退屈な主婦ソサエティーに慣れない日々を送っている。。
そんなある日、キャリア・ウーマンの妻に代わって家事&育児をこなす傍ら、司法試験の勉強に励むイケメン主夫のブラッド(パトリック・ウィルソン)と出会ったことから、お互いの中にある何かが変化していく・・。

「満たされない妻(夫)」が新たな自分に目覚める(違う自分を夢見る)ストーリー。よくある内容なのですが、性犯罪者を巡るサイドストーリーを織り交ぜながら物語は進んで行くので、ありきたりに感じず、ついつい見入ってしまいました。なかなかの秀作です。
こういう内容で思い浮かぶのが「アメリカン・ビューティ」。淡々としたストーリー・テリングとシニカルな点はとても良く似ているのですが、本作品の方が救われているのかな!?(笑)

「こ んなハズじゃなかった!」、「もっと違う自分(世界)があるハズ!」という現実逃避型人間の思考回路や心理ってハッキリ言って全く理解できないのですが、 サラのダンナ・・ありゃそうも思いたくなるよなぁ〜(苦笑)なんであんな男と結婚したんでしょう??そもそもあなたの見る目がなかっただけ!のような・・ (苦笑)

「満たされない症候群」に陥らないように気を付けようと、自戒の念を込めて鑑賞しました(笑)

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