2007年5月2日

映画:ハンニバル・ライジング

うさ評:★★☆☆☆

衝 撃的な映画だった「羊たちの沈黙(1991年)」。その劇中で登場する精神科医にして人食い殺人鬼でもあるハンニバル・レクター博士シリーズの第4作 目。彼の幼少期〜青年期を背景に、なぜ彼が「人食い」という異常な行動に走るようになってしまったのか、隠された秘密が今明かされます!というモ ノ。

まず、若き日のハンニバル・レクターを演じるガスパール・ウリエルがなんとも美しい!あまりに美男子過ぎて、あれがどーしたらアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士(羊たちの沈黙)に繋がるのか?と、思わずツッコミと入れたくなるほど(笑)

総評としては、前評判の悪さほどはつまらなくなかったです。が、前述の「顔」のことはさて置いても(笑)、今回の内容だけでは、やはり彼をカニバリズムへと駆り立てた要因が今ひとつハッキリしませんでした。

ストーリーは単純明快。幼い頃に戦争で家族を亡くし、ナチスの残党に妹を惨殺されたハンニバル・レクターが繰り広げる復讐劇なダケ(笑)

妹を殺した残党たちを一人、また一人追い詰めて殺して行く方法は、冷酷かつ大胆不敵で、後のレクター博士に繋がる所はあるけど、さすがに何人も殺されるので、最後はちょっと飽きちゃいました(苦笑)

致命的だと思ったのが、劇中全てに流れる「なんちゃって」の空気でしょうか。。
ま ず日本人なら誰しもが違和感を覚えるレディ・ムラサキという「なんちゃって 日本女性(コン・リー)」の登場。これが二昔も前の西洋から見た典型的な日本のイメージ(涙)。完全に「ゲイシャ・フジヤマ・ハラキリ」の世界。これはさ すがにないでしょ〜(笑)レディ・ムラサキって名前もどーよ!?(苦笑)

仕方ないことですが、ドイツ兵、ロシア兵、フランス人、全てが英語を話しておりますが、微妙にフランス訛りにしていたり、ドイツ訛りにしていたりと、みんな「なんちゃって」な人物を演じてて、やっぱりどこかヘン(笑)

ま、最後はガスパール君がカッコ良かったので、許そう!というレベルで☆2つ付けました(笑)
しかしまぁ、コン・リーは歳取りましたね〜(笑)

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